1947-11-27 第1回国会 衆議院 厚生委員会 第34号
獨占價格でやるから中に立つ者がうまい仕事をすることになり、いろいろな弊害がある。御馳走をもつていかなければならぬというのは、結局そういう獨占商賣人的な根性があるからだ。そういう根性を生ぜしめるように統制價格ができているからだ。それを直さない限り、全然いかなる方法をもつてしてもできぬ。根本的にここを衝くべきである。
獨占價格でやるから中に立つ者がうまい仕事をすることになり、いろいろな弊害がある。御馳走をもつていかなければならぬというのは、結局そういう獨占商賣人的な根性があるからだ。そういう根性を生ぜしめるように統制價格ができているからだ。それを直さない限り、全然いかなる方法をもつてしてもできぬ。根本的にここを衝くべきである。
それから次にタバコの問題に關してでありますが、これはまつたく御同感でありまして、同一の製品で時々刻々動くということは、政府が一方的に政府の獨占價格をそのときによつて變動させるということは、國民心理に與えます影響もごもつともでありまして、きわめて戒心すべき事項だと考えます。
一方追加豫算の決定が遲れれば遲れるだけ、政府の獨占價格によつて歳入を得ておる面の歳入が減つてくる。この間の調整に考慮をいたしておつたのでありまするが、ようやくこのほど内閣におきまして追加豫算案を決定いたしました。そのうちタバコの値上げの占むる割合というのは、ただいま御質疑の通り二百五十九億という、きわめて大きいものであります。
そこで獨占價格、わけて政府の專賣あるいはそれに類するようなものに對して、獨占價格の物品に對する價格統制の權能を、ほとんど委任立法的なものを認めて欲しいというようなサゼツシヨンがあつたのでありますが、これに對して腹案でもあつたならば、この機會にわれわれに示していただきたい。